もうすぐ春なんだけど
昨日は節分。春が来る前に冬と一緒に災いを追い出すような行事は、世界中どこにでもあるらしい。
日本では、昔から豆を投げる。
「鬼はそと、福はうち」
うちの近所は、昔から自分の家を構えて住んでいる家族が多いので、今でも自宅の玄関の前あたりで豆を投げる家がそこかしこにある。出ればすぐに道路なので、朝には自分で掃き掃除することになるのだけれど、節分の夜にはお孫さんと一緒に豆まきするおじいちゃんおばあちゃんの姿も見かける。そうやって引き継がれていくものを大事にしていきたいと思う。
そのうち、「なぜ鬼は外なの?」とか言い始める人が現れて、「鬼の人権を守れ」なんてことになるのは勘弁して欲しい。
写真は、去年かおととしのものだけれど、節分に食べたイワシの頭を焼いて、ヒイラギと一緒に串に刺したもの。「悪霊退散」のお守りである。玄関のドアの横に飾っておく。こういうのも世界中にありそうだよね。
そして今日は節分の翌日、立春。先日死んだ愛犬のはなちゃんが、毎年楽しみにしていた日でもある。
なぜかというと、散歩道にぽつぽつ豆が落ちていて、それを拾い食いしても、この日だけはお目こぼししてもらえるから。
朝、ほうきを持って出てきたおばちゃん、昨晩まいた豆が家の前からなくなっていて、お隣さんが掃除してくれたと思ったかもしれないけれど、あれうちの犬が片付けたんです。去年まではね。今年はまだ落ちているわよ。
なんて、また思い出すじゃないか・・・・゚・(つД`)・゚・
暦の上ではもう春なんですね。